辻村深月の人気小説『ハケンアニメ!』が、2022年5月に映画化されることが発表されました。
吉岡里帆さんや中村倫也さんが出演することでも注目されている、映画『ハケンアニメ!』。
あらすじやネタバレを知りたいという方のために、原作を元に結末まで詳しくご紹介します!
Contents(目次)
映画『ハケンアニメ!』とは?
映画『ハケンアニメ!』は、辻村深月(つじむら みづき)さんの小説が原作。
雑誌「anan」に、2012年10月から2014年8月に連載された、お仕事小説です。
アニメ制作現場で仕事に打ち込む登場人物の様子が、オムニバス形式で描かれています。
タイトル:ハケンアニメ!
著者:辻村深月
発売:2014年8月22日
出版社:マガジンハウス
イラスト:CLAMP
2015年には、第12回本屋大賞にノミネートされた大人気小説。
そんな『ハケンアニメ!』が、待望の実写映画化!主演は吉岡里帆さん。
映画『ハケンアニメ!』の、映画公開日・キャスト・監督はこちらです。
映画公開日:2022年5月
監督:吉野耕平
キャスト:
斎藤瞳(さいとう ひとみ)役・吉岡里帆
王子千晴(おうじ ちはる)役・中村倫也
行城理(ゆきしろ おさむ)役・柄本佑
有科香屋子(ありしな かやこ)役・尾野真千子
老舗アニメ制作会社「東映アニメーション」が監修を行っているので、アニメ制作現場のリアルな奮闘を見ることができます!
あらすじは、吉岡里帆さん演じる新人監督・斎藤瞳が、憧れのスター監督・王子千晴とアニメ放送春クールの「覇権(ハケン)」を争うことを軸に展開されます。
映画『ハケンアニメ!』のネタバレあらすじを結末まで紹介!
映画『ハケンアニメ!』のネタバレあらすじを、原作小説を元にご紹介します!
<div class=”concept-box2″><p>あらすじ④以降は主軸となるアニメーターの並澤和奈のキャストが明かされていないことからも、あらすじ③までの内容が映画化されるかもしれません。</p></div>
あらすじ①敏腕プロデューサー・有科香屋子と天才監督・王子千晴
アニメプロデューサーの有科香屋子(演:尾野真千子)は、天才アニメ監督でイケメン・王子千晴(演:中村倫也)の作品『光のヨスガ』の大ファンでした。
いつか王子と仕事をするために、アニメ業界に入った有科。
しかし王子は『光のヨスガ』以降、9年新作を作らずにいました。
そんな有科が王子を口説き、ついに王子は新作『運命戦線リデルライト(略称「リデル」)』の制作に挑むことになります。
あらすじ②王子千晴の失踪
春の放映が決まっている新作『運命戦線リデルライト』ですが、放映から半年前の11月。
制作途中の『運命戦線リデルライト』を放り出し、王子は失踪してしまいます。
関係者に王子の失踪を画し、有科が困り果てていた頃に王子は「ただいま」と突然戻ってきます。
手にはハワイ土産のチョコレート。
仕事が全然進まないため「ハワイのカウアイ島」に行っていたと話す王子千晴。
それを聞いて思わず、王子を殴り倒す有科。

しかし王子の手には、『運命戦線リデルライト』全12話のシナリオが絵コンテの状態でありました。
後に、ハワイ土産は旅行会社から取り寄せたものだと判明。
王子はハワイに行ったフリをして自宅にこもり、プレッシャーやストレスと戦いながら地道にシナリオを書いていたのです。
そうした王子の苦労の末に完成したアニメ『運命戦線リデルライト』は、有科が驚くほどのクオリティ。
放送後の評判も抜群でした!
この『運命戦線リデルライト』と覇権を争うのが、同じクールに放送される新人監督・斎藤瞳(演:吉岡里帆)の『サウンドバック 奏の石』です。
あらすじ③新人監督・斎藤瞳の戦い
アニメ制作の大手トウケイ動画で働く、斎藤瞳(演:吉岡里帆)。
高学歴で法学部を卒業していながら、アニメの制作会社に就職。
若くして監督に抜擢された斎藤瞳の作品『サウンドバック 奏の石』。
『サウンドバック 奏の石』は、放送時間が『運命戦線リデルライト』の深夜帯とは違い夕方枠土曜5時です。
倫理委員会もPTAの対応もしなければいけない、斎藤。
人づきあいが得意ではない斎藤は、声優やアニメ制作関係者ともぶつかり、困難の連続。
その斎藤をサポートするのが、行城理プロデューサー(演:柄本佑)。
制作に関わる全ての人が気持ちよく仕事ができるように、気配りをする行城。
そんな中、雑誌の表紙にトラブルがあったという知らせが入ります。
行城は、『サウンドバック 奏の石』の神原画を描いたアニメーター・並澤和奈がデートのため新潟から東京に来ていることを知り、雑誌表紙を書いてもらうために呼び出します。
あらすじ④新潟在住のアニメーター・並澤和奈の恋と仕事
新潟県選永市(えながし)のアニメ原画スタジオ「ファインガーデン」で原画を描く、アニメーターの並澤和奈。
仕事で知り合った、東京のフィギュア制作会社の社員に一目惚れ。
デートのために東京へ行きます。
しかし、東京に行ったタイミングで『サウンドバック 奏の石』のプロデューサー・行城から雑誌表紙を書くために呼び出されます。
せっかくデートのために東京に来たのに、仕事することになってしまい、行城を恨む並澤。
そして並澤の恋の相手・フィギュア制作会社の社員にはその気がないことがわかり、並澤は失恋してしまいます。
あらすじ⑤「サウンドバック」の聖地でスタンプラリー企画
斎藤瞳が監督した『サウンドバック 奏の石』に登場する町のモデルは、新潟県選永市。
新潟県選永市には『サウンドバック 奏の石』名シーンの聖地があ理ます。
選永市観光課の職員・宗森周平は、アニメの舞台を巡る「聖地巡礼」スタンプラリーを企画。
並澤は、上司から宗森のスタンプラリー企画に協力するように言われます。
アニメーターが観光課の仕事なんて..と乗り気ではでなかった並澤。
しかも、宗森は並澤が苦手な体育会系。
最初は宗森のことを「このリア充め」と毒づいていた並澤。
しかし徐々に宗森と理解を深め、並澤の日常が変化していきます。
あらすじ⑥新潟県選永市のお祭りで町おこし
『サウンドバック 奏の石』のモデル・選永市のお祭りで一番の目玉である、舟下り。
『サウンドバック 奏の石』のイラストを入れた船を作って観光客に見てもうおうと企画しますが、地元商工会の反対に会います。
その時に登場したのが、アニメに理解のある副理事長。
地元商工会の反対を押し切り『サウンドバック 奏の石』の船下り企画を通します。
祭り当日には、『サウンドバック 奏の石』の主要スタッフが勢ぞろい。
それを見た選永市観光課職員の宗森は、アニメの仕事をしている高校時代の先輩に声をかけます。
そして現れた宗森の先輩は、王子。
王子の父親はなんと、副理事長だったのです。
あらすじ⑦それぞれの結末は?
新潟県選永市でのお祭りは大成功!
後日、春のクールが終わった登場人物たちは、それぞれ次のステップへと旅立っていきます。
斎藤(演:吉岡里帆)はトウケイ動画をやめて別のアニメ制作会社へ。
王子(演:中村倫也)と行城(演:柄本佑)はタッグを組んで春休みアニメ映画を製作。
その作画監督として並澤が抜擢されます。
王子は『運命戦線リデルライト』の放送終了後、タクシーの中で冗談ぽく、有科(演:尾野真千子)にプロポーズのような発言をします。
有科は冗談と受け取り「明日デートがある」と答えますが、それを聞いた王子が焦ります。
王子は本気だったのではないかと感じさせるシーンで、物語が終わる結末となっています。
まとめ
【映画化】ハケンアニメ!のあらすじネタバレを結末までご紹介しました。
『ハケンアニメ!』は、アニメにかかわる女性が中心となって、アニメ製作の現場で奮闘する物語。
仕事をする上での悩みや葛藤、もどかしさが描かれているこの作品は、アニメ好きではなくても楽しめる作品となっています。
働くすべての人々におすすめの作品です!